2026年2月6日、日本弁理士会関西会主催の「令和7年度中小企業向け知財支援セミナー」に、弊社代表の北林 功が登壇しました。
テーマは「日常を『魅せる』工場づくりと『大胆に見せて、核心を守る』技術。中小企業のためのオープンファクトリー実践セミナー」。
北林は「仕事の現場を開くことの意味と価値~モノづくり・モノ売りを超えて~」と題した第1講座を担当しました。
近畿経済産業局・(独)工業所有権情報・研修館 近畿統括本部が後援しました。
「現場を開く」を日常にする
北林は2016年に一般社団法人DESIGN KYOTO (2025年度にDesign Week Kyoto実行委員会より改称)を設立しました。
そして、仕事の現場を開いて交流・切磋琢磨するオープンサイトイベントや国際カンファレンス、あるいは様々な交流のプロジェクトを企画・運営することを通じて、京都府におけるオープンサイトの推進を、10年にわたって実践・支援してきました。
その経験と知見に基づき、講座ではまず、現場を開くことがもたらす効果を紹介しました。
最終ユーザーへの直接販売、多種多様な共創相手との関係構築、未来の担い手への訴求、そして地域社会とのつながり直しや信頼の獲得。つまり、その効果は販売や集客といった短期的なビジネスの結果にとどまらず、長期的な好影響をもたらすものです。
さらに、一過性のイベントで終わらせず、日常としての継続的な発信と、地域と再接続した独自価値向上への取り組みこそが真価を生むという考えを、実践者目線からお伝えしました。
(セミナーでも引用した日本政策投資銀行がまとめたオープンファクトリーの効果等についての資料はこちら )
過度な秘密主義は、魅力も消してしまう
「技術が漏れるのでは」。そんな恐れから現場を一切開けない企業は少なくありません。
しかし過度な秘密主義は、魅力も消してしまう。 問題は「見せること」ではありません。
つまり「何を伝えるべきか・どう魅せるべきか」を自覚的に知らないことにある——北林はそう語りました。
また、続く第2講座ではオープンファクトリーに詳しい北野弁理士による「大胆に見せて、核心を守る」知財の実践ノウハウも伝えられました。
▶北野弁理士も監修に協力したガイダンス「手引き「オープンファクトリー時の注意点~魅せるための転ばぬ先のつえ~」
そして「魅せる演出」と「守る技術」という両輪が、行政・金融などオープンファクトリー支援を考えているセミナー参加者の手に渡りました。
参加者からは、下記のような反応をいただきました。
実戦経験および弁理士の知見に基づくオープンサイト・オープンファクトリーの価値と注意点についての理解が深まった
これまでのオープンファクトリーから一歩進んだ価値を高める考え方や実践の取り組みにとても興味がある
「場をつくる」から「価値をつくる」へ
COS KYOTOは「自然・人・文化・産業を結び、循環型社会への変容を共創する会社」です。
そして地域の知恵を現代に活かすEDONOMY®(エドノミー)の研究・実践を続けています。
EDONOMY®が問うのは、「価値とは何か」という根本的な問いです。
ものづくりの現場を開いて人と出会う。そこで交わされる問いと対話のなかにこそ、次の価値が生まれます。
つまりオープンサイトという実践は、COS KYOTOが大切にしてきた考えと深くつながっています。
さらに一般社団法人DESIGN KYOTOも現在、「場をつくる団体」から「価値をつくる実践共同体」へと進化するNext Stageに入っています。
「場」から「価値」へ。
その問いをCOS KYOTOとともに、これからも探求し続けていきます。
この度は貴重な登壇機会をいただき、ありがとうございました。
