2026年5月14日から16日の3日間、京都・二条にて「都市と循環 2026」が開催されました。
COS KYOTOはブース出展に加え、初日に出展者プレゼンテーションにて「EDONOMY®」の紹介をしました。
「つながりが切れた瞬間、『自分ごと』は消える」
「皆さんが、今、着ているものは、誰が、どのように、どんな想いを込めて作られたものですか?」。
冒頭、この問いと共にトークをスタートしました。
私たちは、身につけているものの背景をほとんど知らないままに過ごしています。これは衣服に限った話ではありません。むしろ、現代の経済全体を覆う「つながりの不可視化」を象徴する問いでした。
続いて投影されたのは、清らかな川と、ゴミで覆われた川の対比写真です。
「ゴミとしてみなすのか、価値としてみなすのか」。「川の水を飲まなくなったとたん、人は平気でその川にゴミを捨てるようになる」という言葉に表されるように、自然との関係が切れた瞬間に、「自分ごと」は消えてしまうのです。
だからこそ、誰が、どこで、どんな想いで作ったのかを、もう一度紡ぎ直す。そして、知っている人から買う。一見非効率に見えるこの行為こそが、信頼資本を厚くします。さらに、長期的に強い経営の土台にもなっていきます。
そして北林は、こう続けました。「江戸時代と聞くと、過去のように感じるかもしれません。でも、たった150年前くらいの話なんです」。江戸の人々が築いていたのは、自然・社会・文化・経済の4つの資本が循環する仕組みでした。
つまりEDONOMY®は、その”つながりのOS”を現代の経営にアップデートする試みなのです。
「循環」というテーマが響き合った3日間
会期を通して印象的だったのは、他のセッションのテーマも、それぞれにEDONOMY®と深く重なっていたことです。
たとえば「水と循環」では、京都の地下水が和菓子・織物・茶道・信仰を支えてきたコモンズとして語られていました。
また「和食と循環」では、和食がアジア・海・山・都市・身体の積層した文化体系として捉え直されました。
さらに「里山集落という社会システム」では、自治・共同・身体知といった、都市で見えにくくなった循環の知恵が浮かび上がりました。
そして「死と循環」では、死を都市から遠ざけず、ケアと自然の循環に取り戻す試みが共有されました。
いずれも、EDONOMY®の概念である自然・社会・文化・経済の4つの資本のつながりと響き合うテーマでした。
「循環」とは単一のテーマではありません。むしろ、暮らし・生業・身体・地域・記憶のすべてに通底する原理なのです。
ブースで広がった対話と、6/11への招待
COS KYOTOのブースでは、EDONOMY®カードにも触れていただきました。江戸時代の循環の知恵を40枚に体系化した、自社の現状を問い直すためのツールです。
立ち寄ってくださった方々からは、「へー、これ面白いですね」「なるほど、使えますね」といった声をいただきました。そして、1枚だけでなく次々とめくってくださる場面もあり、ブースのあちこちで対話が自然と広がっていきました。
その余韻を引き継ぐかたちで、来月6月11日(木)にEDONOMY®体験ナイトを京都・梅小路にて開催します。
「うちの強みって、何だろう?」――この問いに、江戸の知恵から答えを見つける2時間です。
経営者・事業責任者の方は、ぜひお越しください。なお、当日はオンライン参加も可能で、参加費は無料です。
詳細とお申込みは下記リンクからご覧いただけますと幸いです。
▶ 【無料】江戸時代から学ぶ、持続可能なビジネスのつくり方|EDONOMY 体験ナイト(2026年6月11日)
この度は、貴重な登壇と出展の機会をいただきありがとうございました。

