「平安京と亀岡の深い関係」エドノミーラジオ第3回・亀岡編 配信

歴史に学び、地域の声に耳を澄ませば、
未来の経済のヒントが見えてくる。

サステナブル・ビジネス・ハブ(SBH)がお届けする音声番組「エドノミーラジオ」。
その第3回となる今回は、前回に引き続き京都・亀岡を舞台にお送りします。

今回のテーマは「平安京と亀岡の深い関係」。1200年前から都市と地方の本当の関係について学びます。794年、平安京遷都。この歴史的転換点の背景に、京都・亀岡という存在があったことをご存知でしょうか?
華やかな都の誕生を陰で支えた亀岡の地形・資源・技術に光を当てます。
なぜ今、1200年前の都市戦略に学ぶのか?

現代の都市と地方の関係性に、どこか一方通行的な印象を抱くことはありませんか?平安京と亀岡の物語は、本当の意味での「地域連携」「共創」とは何かを教えてくれます。サステナブルな社会づくりを考えるすべての人にとって、第3回は多くのヒントを与えてくれる内容です。ぜひ耳を傾けてみてください。

🔍 今回の見どころ(聞きどころ)

  • 川が紡いだ、壮大な物流ネットワーク
    • 平安京建設に欠かせない木材は、どこから来ていたのでしょうか。実は、都の建築資材の多くが亀岡から供給されていました。亀岡で伐採された良質な木材は、桂川・保津川の水路を活用した物流ネットワークを通じて都へ運ばれていたのです。
    • 「丸太町通り」という京都の地名も、この木材輸送ルートに由来しています。単なる歴史の豆知識に聞こえるかもしれませんが、これは都市インフラがいかに地方の協力によって成立していたかを物語る、生きた証拠なのです。
  • 技術と知恵が支えた「共創モデル」
    • さらに注目すべきは、秦氏による高度な技術支援や、御料林としての「山国」での計画的な森林管理です。これらは都市と農村が真のパートナーとして共存していた当時のダイナミズムを映し出します。まさに現代において再注目されている「都市と地方の共創モデル」の原型といえるでしょう。
  • 1200年前の「サステナブル経営」が現代に問うもの
    • 番組ではさらに、当時の”規格化された木材の供給システム”に着目します。これは現代の製造業にも通じる、品質管理と効率性を両立した仕組みでした。そして何より印象深いのが、彼らの長期視点です。
    • 「100年続くものに投資することの方が、10年しか続かないものより経済合理性がある」
    • この考え方は、目先のROIを追うことに集中しがちな現代のビジネスに、静かな一石を投じます。未来のまちづくりや持続可能な経営戦略を考える上で、極めて示唆に富んだ視点です。

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江戸時代のように、自然の循環の範囲内で無理なく豊かに暮らすため、
地域に眠る知恵を学び、これからの経済や社会に活かすこと。

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江戸時代のように、自然の循環の範囲内で無理なく豊かに暮らすため、
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COS KYOTO株式会社

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