歴史に学び、地域の声に耳を澄ませば
未来の経済のヒントが見えてくる。
COS KYOTOとサステナブル・ビジネス・ハブ(SBH)がお届けする音声番組「エドノミーラジオ」。
その第5回も、前回に引き続き京都・亀岡を舞台にお送りします。
あなたの会社や組織の中に、100年後も残る「生きた文化的価値」はありますか?
今回のエドノミーラジオでは、京都・亀岡を舞台に、「自然と人間」「文化と経済」の関係を400年にわたり見つめてきた地域の営みに注目します。
インフラの転換期にどう対応し、祭りや川の文化をどう守り継いだのか?
そこには、現代にも通じる”持続可能な公共性”のヒントが隠されています。
明治時代以降の亀岡地域の交通インフラの変化、水運から鉄道への転換、保津川を活かした文化的価値創造、そして祭礼と地域社会の再編・持続可能性。
さらに現代のダムやサッカースタジアムをめぐる環境配慮と都市計画まで、過去から現在にかけての持続可能な地域づくりを探ります。
🔍 今回の見どころ(聞きどころ)
- 「俺がやらねば誰がやる」──鉄道を敷いた地域の起業家精神
- 明治期、地元の人々が自ら私鉄を開通させ、丹後ちりめんや舞鶴港との物流を支えました。国家でなく地域が動いた、地域主導インフラの先駆例。
- 観光は“川を守る”ための手段だった
- 水運の衰退で荒廃しかけた保津川を守るため、地元の船頭たちが始めたのが「保津川下り」。単なるレジャーではなく、流域環境を維持するための文化資本でした。
- 技術継承は“誇り”と“自負”でつながる
- 400年の技術を継ぐ保津川の船頭は、個人事業主として歩合制で活動。年齢や経験に関係なく「同一賃金」を貫く姿勢は、若者のモチベーションや地域の誇りに。
- 祭りがつなぐ、地域の信頼と文化のインフラ
- 水害や戦乱を乗り越えて継承されてきた「亀岡祭り」。単なる観光イベントではなく、地元の誇りや共同体の信頼構築を支える“暮らしの中の祭礼”。
- 年間を通じた準備と協働が、地域をメンテナンスし、人をつなぎ続けています。
- 「人間も自然の一部」という都市計画
- 日吉ダムやサンガスタジアムは、ただの開発ではなく、自然と人間の共生を前提に設計されています。アユモドキの生態に配慮した試合日程や照明設計はその象徴です。
地域資源は、単なる観光コンテンツではなく、「文化的・生態的インフラ」としての価値を持つ。
このラジオを通じて、100年後に残したい地域の“経済では測れない資本”について、あなたも一緒に考えてみませんか。
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🧭エドノミー®とは
Taking Local wisdom to modern society
江戸時代のように、自然の循環の範囲内で無理なく豊かに暮らすため、
地域に眠る知恵を学び、これからの経済や社会に活かすこと。
🎙エドノミーラジオとは
江戸時代の循環の知恵に学び、未来を考えるラジオ番組です。
🔗関連情報
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