「江戸時代の経済に未来のヒントを探る」エドノミー入門編 第2回 配信

エドノミーラジオ「エドノミーとは」シリーズの第2回では、「エドノミー」という考え方をより深く掘り下げながら、持続可能な経済のあり方や、日本文化に根ざした価値観の再評価に迫りました。

江戸時代は、260年ものあいだ大きな戦争が起こらず、文化や経済が平和のもとで豊かに成熟していった時代です。その背景には、「関係性」や「循環」を重んじる独自の社会構造と、ものづくりに対する深い敬意がありました。

今回のエピソードでは、そうした江戸時代の経済観が、サステナブルな社会づくりや現代のビジネス実践にどうつながるのかを江戸時代のサーキュラーエコノミー事例とともに考えました。

🔍 今回の見どころ(聞きどころ)

  • なぜ「京都」なのか?
    • 京都は「文化集積地」として、日本中の技術や文化が集まり発信される場。
    • 地理的制約が都市の過剰開発を抑えた結果、江戸時代の痕跡が今も色濃く残っている。
    • 現在でもリアルな現場で、エドノミーを体感できる都市。
  • 職人技術と産業のつながり:島津製作所の成り立ち
    • 明治の廃仏毀釈で仏具の需要が減った際、職人たちはその技術を応用して科学機器製造へと転換。
    • 仏具に求められる精緻な技術と素材知識が、現代の最先端製品につながっている。
    • X線を発見した物理学者であるレントゲン博士の命日(2月10日)に、島津製作所が「レントゲンまつり」を開催しており、100年以上続いている。まつりを通して技術への敬意と文化が継承されている。
  • 「物に宿る思い」を大切にする文化
    • 日本独自の「供養文化」として針供養やツクモガミ信仰がある。
    • 日本人の「物にも魂があると考え、使い終えた道具にも感謝する」という価値観は、ただの機能ではなく、思い出や関係性が物の価値を決めるという視点につながっている。
  • 関係性が価値を生む:オープンファクトリーの可能性
    • 作り手の顔が見える場で商品に触れると、自然と「大切にしたい」という気持ちが生まれる。
    • 修理や改造を相談しやすくなることで、長期的な関係性も築かれる。
    • 買い物が単なる消費行動ではなく、ライフスタイルそのものになる変化の始まりが起こる。
  • エドノミーが描く未来の経済
    • エドノミーが目指すのは、大量生産大量消費ではなく、関係性と文化的価値を重視する社会。
    • 職人と消費者が顔の見える関係を築き、物を大切に長く使う文化が経済を循環させていく。
    • サーキュラーエコノミーの文脈でも、江戸時代の思想は極めて先進的であるため、ここからヒントを得ながら学んでいく。

かつての日本には、自然との共生や人と人とのつながりを大切にした、豊かな経済の姿がありました。
それは、単なる懐古主義ではなく、現代の社会課題にヒントを与えてくれる生きた知恵です。

次回のエドノミーラジオでは、京都・丹後地域の現地実践を通じて、これらの思想がどのように息づいているのかを紐解いていきます。

どうぞお楽しみに。

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🧭エドノミー®とは

Taking Local wisdom to modern society
江戸時代のように、自然の循環の範囲内で無理なく豊かに暮らすため、
地域に眠る知恵を学び、これからの経済や社会に活かすこと。

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江戸時代の循環の知恵に学び、未来を考えるラジオ番組です。

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