オンライントークとは
コロナ禍により、アートやモノづくりの世界でも、これまでの創作の営みや交流が制限されるようになりました。
そうした中でも国内外のアーティストやクリエイターらが距離と言葉を越え、”モノづくり”を通じて交流することで、新たな視点、アイデアの創発につなげたいという想い、さらには、2025年に大阪で開催予定の日本国際博覧会での作品展示を目指し、ドイツのアーチストと京都のモノづくりの人々との「オンライントーク」を企画いたしました。
第三弾の今回は、ドイツからは建築家2名と、プロダクトデザイナー1名、京都からは宮大工集団をお引き合わせし、それぞれの業務と今後の展開についての意見交換を実施いたしました。
参加者
・建築家、ヴィラ鴨川・元レジデント
・建築家、ヴィラ鴨川・元レジデント佐藤喜代松商店
・プロダクトデザイナー、ヴィラ鴨川・元レジデント
・京都の宮大工集団
Impressions
ドイツにおいても釘や金属を使わない建築方法があることを初めて知りました。
共通点は取り外しが可能で、解体をして再び部品に戻すことが可能なこと。
ただ日本との大きな違いは、ドイツではロボットが組み立てをすること。
たった2日間で建築が完了するなど時短のためには有効ですね。
ではなぜ京都の宮大工さんたちは人海戦術にこだわるのか?
それは技術の伝授であり、機械はエネルギーがなければ使えない(停電時には作業は不可)が、人海戦術では技術者がいればエネルギーは不要ということ。
そんな両者のそれぞれの良い面を取り入れながら新しい建築物が実現できたら素晴らしいと感じました。